SNAGeek

Sociologically Technological, and Technologically Sociological

ggplot2で多重クロス表を作る

最近は大学院の研究でひたすら3重クロス表の分析を行っています。 Rでは xtable パッケージの xtable() を使うと2重クロス表をTeX形式で出力してくれるのですが、3重以上の多重クロス表には対応していません。 gridExtra::grid.table() を使う方法もあるかと…

{gnm}を使ったクロス表の分析

最近は対数線形・対数乗法モデルの復習をしています。 色々と読み返してはいるのですが、以下の本は簡潔にまとまっており、非常に勉強になりました。 オッズ比から始まって、RC(M)-L modelまで取り扱っています。 Association Models (Quantitative Applicat…

xtableのエスケープを抑制する

xtableを使うとmatrixやdataframeをTeX形式の表に変換してくれて便利です。 しかし、表の中に数式などが含まれている場合、xtableの出力結果の中で _ や { の前にエスケープ文字列 \ がつく場合があります。 当然、出力結果を貼り付けてそのままコンパイルす…

英文校正から自分の癖を知るシリーズ1

先日、あるオープンアクセス誌に英語論文を投稿しました。 後学のために、英文校正会社から返ってきた修正点のうち、自分がやらかしがちな部分を洗い出してみました。 同じような英語ライティングの癖を持っている人もいるかもしれないので、一般に公開して…

RでERGMを実装したかった(が、失敗した)

このエントリは、Sansan Advent Calendar 2019 21日目の記事です。 adventar.org 基本的にタイトルの通りですが、この記事では統計的ネットワーク分析のデファクトスタンダードとなっているERGMをRで実装していきます。 {igraph}以外のパッケージは使わずに…

{parallelDist}が鬼速い

R

R Advent Calendar 2019 15日目の記事です。 qiita.com タイトルだけで内容の99%は伝わっていると思うのですが、{parallelDist} ライブラリが並列でベクトル間の距離計算をしてくれて、鬼のように速いという話をします。 github.com 締め切り前なのに距離計…

朝型人間に擬態するためにやっていること

親譲りでない夜型人間で小供の時から損ばかりしている。 ―― 夏目漱石『夜型人間ちゃん』 夜型人間 Advent Calendar 2019 1日目の記事です。 2年ほど前にフルタイムワーカーを始めてからというもの、自分なりに色々と試行錯誤しながら、朝型人間に「擬態」す…

一般化Freeman指数の計算

はじめに:Freeman指数とは Freeman指数は社会ネットワークにおけるセグリゲーションの程度を評価するための指標であり、とりわけエッジが対称化された無向ネットワークに対して用いられる。Freeman(1978)によって提案された。 この指数を使用している研究事…

何もかも忘れて浮間公園に行く

最近は現実がつらすぎるので、公園で探鳥ばかりしている。 先週、板橋区の都立浮間公園に足を運んだので記録を残しておく。 ↓東京都公園協会のページ www.tokyo-park.or.jp 午前7時30分頃。JR埼京線の浮間舟渡駅を降りると、すぐ目の前が公園。 入り口の広場…

How to Weight Edges with Number of Common Acquaintances

※ This article is translated version of 共通の知人数でエッジを重み付けする - SNAGeek Introduction : the concept of "structural embeddedness" The concept of structural embeddedness refers to how a certain tie is embedded in the social struc…

共通の知人数でエッジを重み付けする

はじめに:構造的埋め込みについて 構造的埋め込み(structural embeddedness) とは、「ある紐帯がどれほど社会構造の中に埋め込まれているか」を表す概念です。これは「両者の間で共通の知人がどれだけいるか」によって測定されます。 愛着や相互作用の数な…

タコのレモン和え

昨日の宅飲みに持っていったもの。 晩冬ですが、春を飛び級して夏を感じさせる一品です。 簡単に作れる割に見た目が鮮やかなので、宅飲みにはとても重宝します。 香りのキーとなる生のイタリアンパセリは手に入らない場合も多いと思いますが、その時はドライ…

Generate Random Graphs with Fixed Degree Distribution (R igraph)

※This article is translated version of 次数分布を固定してランダムグラフを生成する - SNAGeek Introduction There are situations when you want to evaluate statistically the whole network statistics, such as global clustering coefficient, aver…

春菊とサラミのパスタ

オイルソースのパスタの具として緑色の野菜が欲しい時は大体ほうれん草を使っていたのですが、以下のまとめを見てから、春菊にリプレースしました。 togetter.com 個人的には、春菊を使うメリットは以下の通りかと思っています。 下茹での必要がなく、生のま…

次数分布を固定してランダムグラフを生成する

はじめに グローバルクラスタリング係数や平均パス長、度数中心性など、ホールネットワークに関する統計量について、客観的に見てその数値がどれほど大きなものなのかを知りたい時がある。 このような場合、ヌルモデルと比較し、グラフの特徴量が統計的にど…

オランダでパスポートを盗まれるの巻

1月9日から10連休を取得してオランダとマルタ共和国を旅行した。オランダはアムステルダム、ユトレヒトを観光した後にマルタ島に飛び、4日滞在してから再びオランダに戻り、ロッテルダム、デン・ハーグを回った。 中学生の頃からティエストやフェリー・コー…

社会学の院生がITベンチャーの研究開発職に就くまで、そしてこれから

今年の2月にSansan株式会社に研究開発職として入社してから、そろそろ1年が経とうとしている。 社会学の修士卒→ITベンチャーのR&Dというキャリアはかなり特殊ということもあり、「どうしてそうなったのか」を色々な人から尋ねられる機会も増えてきた。 とい…

Thinking Through Statistics 第8章についてのメモ

※この記事は年明けの読書会での資料作成用メモです。 Chapter 8: When the World Knows More about the Processes than You Do Making Knowledge out of Ignorance 無知が誤った結論を導くケース 特にこの章で扱うのは、不十分な測定が紐帯を過小/過大評価す…

合理的選択理論の文献リスト

【個人的メモ・随時更新】 Blau, P. M. (1987). Microprocess and macrostructure. Social exchange theory, 83-100. Boudon, R. (1982). The unintended consequences of social action. Boudon, R. (2003). Beyond rational choice theory. Annual review …

SSIシンポジウムに行ってきた。

社会情報学会(SSI)主催のシンポジウム「ビッグデータの可能性と課題──監視・シュミレーション・プライバシー」に行ってきた。開催地は中央大学の駿河台記念館で、本郷から自転車に乗って5分程度で着いた。会場は非常にこじんまりとした会議室で、20人程度…

論文を読んだ:田邊(1999)

田邊浩, 1999,「社会統合とシステム統合・再考-構造化理論 VS. 社会的実在論を中心として」『金沢大学文学部論集 行動科学・哲学篇』 19 pp.35-60 金沢大学で構造化理論を中心に研究されている田邊先生による、社会統合とシステム統合について、その起源から…

論文を読んだ:Granovetter(1985)

Granovetter, 1985, “Economic Action and Social Structure: The Problem of Embeddedness”,American Journal of Sociology, 91, 481-510 マーク=グラノヴェッターは、言わずと知れた名論文「弱い紐帯の強さThe Strength of Weak Ties」の著者である。周知…