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Sociologically Technological, and Technologically Sociological

英文校正から自分の癖を知るシリーズ1

先日、あるオープンアクセス誌に英語論文を投稿しました。 後学のために、英文校正会社から返ってきた修正点のうち、自分がやらかしがちな部分を洗い出してみました。 同じような英語ライティングの癖を持っている人もいるかもしれないので、一般に公開してみることにします。基礎的なミスが多くて恥ずかしいですが...。 ちなみにイギリス英語の準拠して直してもらうようにオーダーしています。
 
基本的に過去形でいい
 
「(変数を)統制する」の意味でcontrolを使う時はforが必要
 
「日本の地方部で」はin rural area in Japanではなくin rural Japanで表せる
 
~was found to be...は単純にwasでよい
 
「に関する非対称性」のような時に使う「関する」はaboutではなくregarding
 
「観測できなかった」はcannot be observedではなくwas not observedでいい
 
APAの場合キーワードは頭文字が大文字
 
APAの場合ショートタイトルはすべて大文字。
 
It has been widely discussed that~は冗長
 
i.e.で言い換える時はカッコ内に書く
 
「~に対する偏見」はprejudice toではなくprejudice toward
 
「大きく依存する」はdeeply dependではなくdepends greatly
 
「~の黎明期」はat the early stage of~ではなくin the early stages of~
 
「~への調査」はresearch toではなくresearch on (surveyも同様)
 
「学部生」はungraduated studentsではなくundergraduate students
 
タイミング的に同時の場合はat the same timeではなくsimultaneously
 
「~を検討している研究」はstudies which examine...ではなくstudies examining...
 
もう一つ例を出す時はFor another exampleよりはIn another exampleのほうがベタ
 
examineとかevaluateだけじゃなくてassessも使えるようになりたい
 
長い文でも時制を保ちたい
 
electoronicではなくelectronic
 
「○○(学術用語)は~を表す」は~expresses...ではなくis an expression of...を使う
 
やたらとmean使わなくてもbe動詞でいい
 
settingsを使えるようになりたい
 
This studyの類義語としてThe current researchも使える
 
いろんな要素の間の違いを言う時はdifference amongではなくdifference across
 
いちいちtry to revealとか書かない。examineでいい。
 
色々列挙して他にも要素が考えられる場合はand moreで締める
 
In this perspectiveよりもFrom this perspectiveがベタ
 
「だけで引き起こされるわけではない」はbe not caused by only~ではなくbe not caused merely by~
 
「AとBは区別されなければならない」はmust be distinguished from one another
 
APAの場合、著者名にアクサンなどが入っていても本文中ではアルファベットで表記する
 
most famousよりもwell-knownのほうがこなれている
 
informationは不可算なのでthese informationとか言わない
 
「~を質問する」はaskじゃなくてask for
 
「後述の分析」はthe aforementhioned analysis
 
「~の問題に対応する」という意味ならto handle withじゃなくてto handleでいい
 
giveは口語なのでprovide等を使う
 
「~に同意する」なのにagree withを使わない。agree to。
 
「丸形の~」はround shapeではなくcircle shaped
 
読者の興味を引きたい時はEspeciallyではなくWorth noting,から始める
 
「言うなれば」の意味でnamely,を使いがちだが、要らない
 
対比を強調したい時はイタリック
 
アルゴリズムを採用する」はemploy algorithm
 
「この研究にはいくつかの限界がある」はThere are some limitations to this study. on this studyではない。
 
「たった一例」ということを強調したければ単にaではなくa singleで形容する
 
APAの場合、編著本の中の章はページ数を(pp. 1-14)のようにppをつける
 
APAの場合、論文名は最初だけ大文字